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子宮頸がん妊婦に多発 -性行為が低年齢化-
発症ピーク30代に 1500施設調査
妊娠中に子宮頸がんが発見される例が多発していることが、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)と兵庫県がんセンター(明石市)による初の全国調査でわかった。発症のピークが中高年から若い世代に移行し、出産年齢は逆に高くなったことで、発症と出産の時期がちょうど重なるようになったことが原因とみられる。中絶などに至る例も多く、検診での早期発見を呼びかけている。
両センターは、産婦人科など全国約1500施設に、一昨年1年間に子宮頸がんと診断された妊婦や出産直後の患者についてアンケート。その結果、51%の施設から回答が得られ、患者数は計162人(平均年齢31.7歳)に上った。
子宮を一部切除して妊娠は継続できる早期がん患者が70%だが、子宮の全摘出が必要で中絶の対象になる進行気の患者も27%にあたる44人いた。アンケート結果から推計した罹患率(※1)は妊婦10万人当たり約30人に上るという。
子宮頸がんの主因は性行為で感染するパピローマウイルスで、発症に十数年~数十年を要する。約30年前までは50代の患者が最多で「子育て後の病気」と言われたが、性行為の低年齢化などで現在の罹患率のピークは30代後半にまで下がり、10万人当たり約35人になった。妊婦の罹患率はもぼこれに近い値だ。
一方、出産年齢は平均31歳と上昇。国立循環器病研究センターの池田智明部長は「罹患のピークと出産年齢が重なりつつあり、このままでは、さらに深刻化する恐れがある」という。
情報元 : 2010年10月17日 讀賣新聞朝刊 より抜粋
※1 罹患(りかん) ・・・ 病気にかかること。 特定の期間内に集団に新たに生じた疾病の症例数を割合として示す比率を「罹患率」といい、罹患率は、「発生率」とほぼ同じ意味となる。

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