GMEスタッフブログ

- 2017/10/12
- 市民公開講座(中澤)
9月はがん征圧月間というのをご存知でしょうか。10月は乳がん月間で、ピンクリボンは有名ですよね。
10月9日、市民公開講座を受けてきました。連休最終日のお出かけ日和にも関わらず、多くの方が受講されていました。
テーマは『今 増えているがんと減っているがん なぜ?』でした。
減っているがんは、子宮頸がんと胃がん、肝臓がんということですが、現状減っているわけではないようです。
子宮頸がんは、子宮の入り口にできるので、検診時に発見しやすい、HPVは感染してもほとんど排除されるので、定期的に検診を行うことにより早期に発見でき、前がん状態での治療が可能です。
胃がんは、主な原因であるヘリコバクターピロリ菌に新たに感染する機会は少ない、またヘリコバクターピロリ菌の有無を検査し、除菌することで、胃がんのリスクはかなり低くなります。
C型肝炎ウイルスは、新薬の発売により、インターフェロン療法より副作用も少なく、飲み薬だけでウイルスをほぼ100%排除できるようになりました。まずは肝炎ウイルスを検査することが大切だと思います。
増えているがんとしては、乳がん、子宮体がん、肺がん、すい臓がん、大腸がん、前立腺がんです。
高齢化により、がんの罹患率は増え、二人に一人はがんになると言われています。
医療の進歩とともに、早期発見、早期治療を行うことで、死亡率はかなり低くなり、がんの種類にもよりますが早期であれば9割完治するそうです。
また、禁煙、適度な飲酒、食生活の見直しや適度な運動をすることで、がんを予防することができます。
この機会に食生活などを見直し、毎年健康診断を受けていこうと思います。