B型肝炎ウィルス感染症について
急性B型肝炎(一過性感染) | 慢性B型肝炎 | |
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感染経路 |
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潜伏期間 | 1~6ヶ月 感染から症状が出るまでの期間です。 |
6ヶ月以上 感染から症状が出るまでの期間です。 |
症 状 | ・全身倦怠感 ・嘔吐 ・食欲不振 ・褐色尿 ・悪心 ・黄疸 |
慢性肝炎は自覚症状が乏しく、急性肝炎のような症状はあまり見られませんが、一過性の強い肝障害を起こした場合には急性肝炎のような症状が見られます。 |
放置してまうと… | 急性肝炎の大半は、自然に軽快していきますが、場合によっては劇症肝炎を起こすことがあり、劇症肝炎を放置すると死亡することもあります。 | 肝炎が進行して、肝硬変、肝がんへと進展する場合がありますので注意が必要です。 肝臓の状態を定期的にチェックすることが必要です。 |
検査時に採取する物 | 血液 | |
検査方法 | 当所では、ECLIA法でウイルス抗原(HBsAg)検査を行っています。 | |
予防法 |
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相談サイト |
●公益財団法人 ウイルス肝炎研究財団 ≫ http://www.vhfj.or.jp ●肝ナビ(肝炎医療ナビゲーションシステム) ≫ https://kan-navi.ncgm.go.jp/index-b.html |
▽ B型肝炎ウイルス検査 が陽性(+)の方へ ▽ | |
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ご注意事項 | 今回の検査ではB型肝炎ウイルスに感染していることが分かりましたが、肝臓の状態は分かりませんので、ご自身の体(肝臓)の状態を把握するために、医療機関を受診するようお願い致します。 |
急性B型肝炎(一過性感染) | 慢性B型肝炎 | |
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診療科 | ・内科 | |
治療法 | 安静臥床(心身ともに安定した状態でベッド上に横たわっていること)や肝庇護療法(肝機能を改善させる治療)によりほとんどの人が完全に治癒します。 肝炎の重症例や劇症肝炎の時は抗ウイルス療法を行うことがあります。 |
慢性B型肝炎の場合、ウイルスを完全に体から排除することは難しく、さらなる悪化を阻止し、肝炎をなくす目的で治療を行います。全身状態や肝炎の病期によって治療方法が決定されます。 抗ウイルス療法(核酸アナログ製剤/インターフェロン:ウイルスの増殖を抑える)、 免疫療法(ステロイドリバウンド療法:免疫力を活性化してウイルスを攻撃する)、 肝庇護療法(肝機能を改善させる治療)などがあります。 ※HBVキャリアで無症候性(非活動性)キャリアの場合は治療の必要はありません。 |
副作用 | 無治療の場合には、副作用はありません。 肝庇護療法ではグリチルリチン酸製剤で、カリウム値の低下、血圧上昇、発疹、上腹部不快感、倦怠感などがあり、ウルソデオキシコール酸製剤では下痢、便秘、吐き気等の消化器症状やかゆみ、発疹、紅班等の皮膚症状が現れることがあります。 |
インターフェロン治療では、強い副作用が出ることがあります。全身倦怠感・発熱・頭痛・筋肉痛などのインフルエンザ様の副作用が現れます。他に白血球や血小板の減少、抑うつや不眠などの精神症状、
間質性肺炎などが現れることもあります。 核酸アナログ製剤は、頭痛や倦怠感、腹痛、下痢、吐き気といった副作用がありますが、比較的副作用は少ないとされています。核酸アナログ製剤の服用を中止すると肝炎が再燃してしまうため、長期間の服用を強いられることになり、確率は低いですが、薬剤耐性ウイルスが出現してしまう危険性があります。 |
治療期間 | インターフェロン治療 : 週3回24(~48)週間 など 核酸アナログ製剤 : 長期間継続治療 |
B型肝炎について詳しくお知りになりたい場合には、当社のHPをご参照ください。