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ちょくちょうえん(りんきん・くらみじあ)

直腸炎(淋菌・クラミジア)

ちょくちょうえん(りんきん・くらみじあ)

直腸炎(淋菌・クラミジア)

直腸炎(淋菌・クラミジア)とは

直腸炎とは、直腸粘膜の炎症であり排便時の疼痛あるいは違和感や、便中に粘液や膿、血液を認める病態のことです。 ここでは、この直腸炎が淋菌によって引き起こされているものを淋菌性直腸炎、クラミジアによって引き起こされているものをクラミジア性直腸炎とする。

感染経路

直腸炎は、性交渉が主な感染経路になります。
主な感染経路
性的感染
性交渉・アナルセックス
性行為によるパートナーからの感染。

自家感染
性器・尿道からのリンパ行性感染
女性では感染した生殖器分泌物や尿が直腸へ流入することでも感染します。
直腸の粘膜はとても薄いため、挿入時の摩擦で傷がつきやすく、傷口からHIVや他の感染症に感染しやすい環境になってしまうため、アナルセックスは感染リスクが高いと言われています。

症状と潜伏期間

約70%は無症状であるとされています。いずれも直腸炎に特徴的な症状ではないが、痛みを伴う場合や、性器や咽頭感染を伴う場合には直腸感染も考慮する。
淋菌性直腸炎
  • 膿や血を伴う直腸分泌物や下痢
  • 下腹部痛
  • 肛門性交痛
  • 肛門の掻痒感・不快感
クラミジア性直腸炎
  • 軽い下痢
  • 排便時の出血
  • 肛門痛
症状と潜伏期間について

検査について

◎検査を受けられる機関

● 病院・医療機関(性病科・消化器内科)

◎直腸検体の採取法

採取検体 検体の特徴
綿棒(スワブ) 綿棒を用いて直腸壁をぬぐい、粘膜細胞や粘膜付着物を採取する。淋菌についてはスワブ検体を用いて鏡検法や培養法、または核酸増幅報が行われる。直腸からの顕微鏡検査が推奨されているが、罹患部の菌量が少ない場合やほかの細菌の混在により淋菌の観察が困難な場合がある。

◎検査の種類と方法

検査法 検査原理 特色
核酸増幅法
(淋菌)
(クラミジア)
リアルタイムPCR法、SDA法やTMA法などで検体中の淋菌・クラミジアが有する遺伝子を増幅させて検出する。 遺伝子を増幅させて測定するため、感度が高く、SDA法やTMA法では淋菌、クラミジアの同時検査が可能である。また淋菌においては口腔内の常在菌との交差反応がないため、特異性が高く、偽陽性が出にくい。
グラム染色・鏡検法
(淋菌)
直腸擦過検体(スワブ検体)をグラム染色した後、顕微鏡で観察する。グラム陰性双球菌が観察されれば淋菌と強く推定される。 迅速診断として極めて有用で、尿道炎における診断には必須であるが、子宮頸管、咽頭、直腸など淋菌以外の他の細菌が多く存在する部位では判定が困難なことがある。
淋菌培養法
(淋菌)
直腸擦過検体(スワブ検体)を選択培地等を用いて培養する 薬剤感受性試験(病原体に有効な薬剤を見つける検査)が実施できるので、多剤耐性淋菌の増加に伴い積極的に推奨される。検査結果が出るまでに一定の時間を要する。
検査法
核酸増幅法 (淋菌)(クラミジア)
検査原理
リアルタイムPCR法、SDA法やTMA法などで検体中の淋菌・クラミジアが有する遺伝子を増幅させて検出する。
特色
遺伝子を増幅させて測定するため、感度が高く、SDA法やTMA法では淋菌、クラミジアの同時検査が可能である。また淋菌においては口腔内の常在菌との交差反応がないため、特異性が高く、偽陽性が出にくい。
検査法
グラム染色・鏡検法 (淋菌)
検査原理
直腸擦過検体(スワブ検体)をグラム染色した後、顕微鏡で観察する。グラム陰性双球菌が観察されれば淋菌と強く推定される。
特色
迅速診断として極めて有用で、尿道炎における診断には必須であるが、子宮頸管、咽頭、直腸など淋菌以外の他の細菌が多く存在する部位では推奨されない。
検査法
淋菌培養法 (淋菌)
検査原理
直腸擦過検体(スワブ検体)を選択培地等を用いて培養する
特色
薬剤感受性試験(病原体に有効な薬剤を見つける検査)が実施できるので、多剤耐性淋菌の増加に伴い積極的に推奨される。検査結果が出るまでに一定の時間を要する。

予防

男性、女性ともに無症候の感染者が多数存在するため、性交渉の際にコンドームを使用することが淋菌・クラミジアの感染拡大を防止する有効な手段です。
性的感染からの予防
肛門性交(アナルセックス)でも、コンドームを正しく使用する。
淋菌やクラミジアなどの性感染症に感染すると、直腸の粘膜が炎症を起こし、他の性感染症にかかるリスクが高まります。
クラミジア感染者の HIV 感染リスクは非感染者の 4 ~ 6 倍ともいわれています。

治療法

直腸性淋菌の治療には淋菌に、直腸性クラミジアの治療にはクラミジアに効果のある抗菌剤(抗生物質)を用います。
直腸性淋菌
● 静脈注射・単回投与(セフトリアキソン) / 筋肉注射・単回投与(スペクチノマイシン)
● 抗菌剤の経口服用(セフィキシムなど)

服用期間 :
おおよそ1~ 7 日間 (抗菌剤の種類によって異なります)
治癒判定 :
抗菌薬に耐性を持った淋菌(薬剤耐性淋菌)は、投与しても治療効果が出ない抗菌薬があるため、 完治したことが確認できるまで、医師の判断に従うことが必要です。
直腸性クラミジア
● 抗菌剤の経口服用・点滴投与 (テトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系など)

服用期間 :
おおよそ1~ 14 日間(抗菌剤の種類によって異なります)
治癒判定 :
投薬開始2 ~3週間後に核酸増幅法などを用いて陰転化(治癒)の確認を行います。過去に感染した場合、持続的に陽性となる血清抗体検査では治癒判定はできません。

直腸炎(淋菌・クラミジア)についてのQ&A

直腸炎(淋菌・クラミジア)は、アナルセックスをしていなくても移りますか。
女性では感染した生殖器分泌物や尿が直腸へ流入することでも感染します。
性器に淋菌やクラミジアが感染していた場合、おりものや分泌物にそれらの細菌が含まれることになり、膣からの分泌液が直腸に流れたり、排尿後に膣から肛門へむかって拭き取るなどの際に直腸へ感染させてしまう可能性があります。
直腸性淋菌と直腸性クラミジアに感染したパートナーと性交渉をすると、自分も感染しますか。
感染者の肛門を使っての肛門性交をした場合、自身の性器に感染する可能性があります。
感染者の性器と自身の肛門での肛門性交の場合には、感染しません。

しかし、肛門性交以外でも感染者の肛門を舐めるなどの行為では自身の咽頭に感染してしまう可能性があります。
いずれにしましても感染が分かったのであれば治療が終わるまでは性交渉は控えていただくようお願いいたします。
直腸性淋菌と直腸性クラミジアは、自然治癒しますか。
淋菌性直腸炎やクラミジア性直腸炎は、治療しない限り、治癒しません。
アナルセックスなどのあと、直腸や肛門に気になる症状があるときは、医療機関で受診することが大切です。

直腸性淋菌、直腸性クラミジアは、感染していても症状が出難い疾患ですので、症状が全くないからと言って感染していないとはいえず、検査を受けることが何より大切です。
直腸感染は放置するとどうなりますか?
放置していても自然と治ることはありません。
自身に症状が出ていなくても相手に感染させてしまう可能性がありますので、感染に気付いた際は治療するようにしましょう。
直腸感染は、性器の淋菌・クラミジアで服用する薬で治療できますか。
淋菌性直腸炎の治療には、注射薬としてセフトリアキソンや、スペクチノマイシンが使用され、これらは、性器の淋菌感染にも有効です。
クラミジア性直腸炎の治療も、性器クラミジア感染症と同じ薬剤が使用されます。
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